猫好きな家庭教師の日記

猫好きなプロ家庭教師(東海地区)です。キャリア20年を振り返りつつ、日常の指導について思ったことを書いていきます。

中学受験、する?しない?

いやーん。サボりまくってしまいました。

とりあえず言い訳をしまーす。

だって仕事が忙しいんだもん。

新学期の準備でテンテコ舞いなんだもん。

 

というわけで、新しい年度が始まりました。

中学受験をするために新たに入塾した3年生・4年生も多いのではないでしょうか。

 

私は個人契約の生徒さんと、派遣会社を通した生徒さんがいます。

今の時期は派遣会社さんから新しいお仕事を依頼されることが多いのですが、

先日、「新4年生のお子さんの体験指導」というミッションを頂きました。

 

てっきり中学受験の塾に通ったうえでのフォローの指導かと思いきや・・・。

まだハッキリと中学受験をするかどうかは決めていないとのこと。

子どもが受験したいと言った時にスムーズに始められるよう、

この1年は家庭教師オンリーで基礎学力をつけさせたい、とのことでした。

 

ムムム。

これはかなり難しい案件です。

 

もちろんお仕事を頂ければそれだけの収入を得られるのですが、

「では試しに1年やってみましょ~」

なんて無責任なことは言えませんでした。

 

事前にもお母さんにお電話で話を伺い、

・中学受験をするにはかなりの覚悟が必要

・今は4年生から本格的に始めるのが主流だから、1年様子を見るのが吉と出るか凶と出るかは微妙なところ

・家族全員で協力してあげないといけない

・1年くらいやってみて「ダメだこりゃ」と思ったら潔くやめる勇気も必要(そうでないと子どもが苦しむだけなので)

 

というようなお話をしました。

もちろん体験指導に伺ったときもきちんとお顔をみてお話をしました。

完全なる脅しです。コワイヨー。

でも現実を知ることって大事だと思うんです。

 

勉強を強いられるのは子どもです。

子どもの将来を考えて私立に行かせたいと思うのはとても良いことだとは思いますが、

子どもが過酷な日々を過ごすことになるのは事実です。

 

体験指導後、指導継続かどうかというのは派遣会社さんから連絡をいただくのですが、

「子どもときちんと話をしてから返事をしたい」とのことだそうで、

とりあえずは保留ということになりました。

あ。「先生のことは大変気に入って頂けたのですが」という前置きアリだったので

断る口実ではないと思います(笑) 

 

・・・たぶん。

 

子どもの気持ちや意思をきちんと確認されてからのお返事ということで

とても安心しました。

きちんとした親御さんなんだと思います。

 

中学受験って、本当に体力もメンタルも消耗します。

これから中学受験を考える方がいらっしゃったら、

じっくりじっくり考えて、お子さんともよく話し合って決めるのをお勧めします。