猫好きな家庭教師の日記

猫好きなプロ家庭教師(東海地区)です。キャリア20年を振り返りつつ、日常の指導について思ったことを書いていきます。

体罰ってなんだ

少し久しぶりの更新です。

・・・というのも自分で考えたテーマなのに、

テーマが重すぎてなかなか記事が仕上がりませんでした。

色んな意見があって当然のテーマだと思いますが、

自分なりに思っていることを書きます。

 

今のご時世、体罰はタブーとされていますよね。

でもそのせいで学校の先生たちはビビりまくり、

生徒はちょっと小突かれたくらいで「体罰を受けた」と言います。

そして先生は生徒にナメられる一方。

そりゃ授業崩壊もするでしょう。

 

子どもの虐待も大きな問題になっており、

逮捕された親は決まって「躾のためにやった」と言います。

 

「叱らない子育て」なるものも流行っているみたいですが、

正直言ってそれは「体(てい)の良い、親の手抜き」だと思っています。

子どもの間違った言動に対し、いちいち「躾」をするのは大変な苦労です。

いけないことをしても「も~。まぁいいわ。次からはダメよ~」なんて

言っていても子どもの言動が改善されるわけはありません。

ダメな事をしたのなら、その場で訂正させるべきだと思うのです。

 

靴を履かずにピャ~っと外に出て、そのまま家に上がる子がいます。

お母さんは「こらー!靴を履きなさい!」と言うだけ。

 

言うだけ。

 

言うだけなんですよね。

だからその子は直りません。

 

首根っこ掴んででも、靴を履かせるべきだと思います。

もし裸足で外に出たまま家に上がろうものなら、

目の前で雑巾がけをさせるべきだと思います。

 

「いけないことをしたから叱る」って、そんなにいけないことですか?

 

私は指導中に、何度言っても言うことを聞かない場合はゲンコツをお見舞いします。

 

もちろん、何度も言って聞かせた結果です。

何度言っても返事をするだけで行動に移さないのなら、

痛い思いをして「痛い思いをしたくないからやめよう」と思わせるしかないと

思うんです。

 

きちんと予告もします。

「次に〇〇したらゲンコツね」って。

それでも同じことをしたらゲンコツ食らって当たり前ですよね。

 

極端な話になりますが、法律だって同じことです。

「人を殺してはいけません」という法律を破った殺人犯に、

「もうやっちゃダメだよ」で無罪放免しますか?

徹底的に証拠を洗い出して、状況も加味した結果、

「刑務所に〇年入って、更生しなさい」って言われますよね。

 

子どもは何も知らない状態で生まれてきます。

その子が社会に出た時、

人に迷惑をかけないような大人にしてあげるのが親の務めであり、責任です。

 

何も知らないということは、

自分のやりたいようにやるのは自然なこと。

ただそれが人に迷惑をかける行為であったり、

常識的にやってはいけないことだったら

「ダメだよ」という事を教えないといけません。

 

最低限の躾をしないまま子どもを小学校に送り、

学校で先生に叱られたら親がクレームを入れるなんて意味が分かりません。

 

お友達を叩いてはいけません、

授業中に立ち歩いてはいけません、

ご飯中に立ち歩いてはいけません、

クチャクチャ食べてはいけません、

あいさつはきちんとしましょう、

呼ばれたら返事をしましょう、

靴はきちんと揃えましょう、

子どもに教えてあげるべきことは無数にあります。

ひとつひとつ、根気よく教えてあげなければいけません。

 

いくら躾だと言っても、これは体罰だよね(やってはダメだよね)と思うのは、

例えば

ご飯を食べさせない

ベランダに放置する

ケガをするほど殴る、蹴る

監禁する

・・・というような事だと思います。

 

でも、ゲンコツとかほっぺをつねるとか、そこまでも「体罰」と言われてしまったら

どうやって子どもを育てるんだろう。

いけないことをしたらダメだって、どうやって教えるんだろう。

何回も何回も言ってもダメならどうするんだろう。

 

というわけで、私なりの結論。

「ゲンコツ程度は体罰ではない。躾には必要なもの。」

であります。

 

 

・・・なんだかよく分からない記事になってしまいました。

チーン。