猫好きな家庭教師の日記

猫好きなプロ家庭教師(東海地区)です。キャリア20年を振り返りつつ、日常の指導について思ったことを書いていきます。

勉強ができる子、できない子

これまで色んな生徒さんを見ていて思ったこと。

勉強ができる子はしっかりと字を書けていることが多いです。

上手いか下手かではなく、ていねいに書けるかどうか。

 

そこで今回は字をていねいに書けるというのはどういうことかについて

書きたいと思います。

 

まず、ていねいな字かどうかが分かるポイントとしては

①えんぴつを正しく持てるかどうか

②書き順が正しいかどうか

③とめ、はね、はらいがきちんとできているかどうか

④くっつけるところがきちんとくっついているかどうか

 

主にこの4つだと思います。

字をていねいに書くためには、精神的にある程度落ち着いていないといけません。

大人でも焦っている時はていねいに書けませんよね。

精神的に落ち着いていれば、計算ミスが減ることは間違いありません。

また、自分でも読み間違えるような字を書けば必ずミスをします。

 

定期テストでも入試でも、確実に得点する方法はただひとつ。

「ミスをしないこと」なのです。

 

では本番の時だけていねいに書けばいいのかと言ったら

そんな事は到底無理な話であり、

日頃からていねいに書く訓練をしなければなりません。

ていねいな字で計算式を順序よく書ければ計算ミスは確実に減ります。

 

指導する側にしたらとんでもなく根気がいりますが、

それができるようになった子は確実に成績が上がります。

 

親御さんにお願いしたいことは、お子さんが小学校低学年のうちに

1日15分でいいから隣に座って、

学校の宿題なりを「ていねいに」こなす習慣をつけてあげて欲しいということです。

これを毎日コツコツ実行して頂けたらいいなと思います。

 

日本には字を美しく書くことが良しとされる文化があります。

字がきれいで損することは絶対に無いし、

字が汚くて得することも絶対にありません。

 

例えば少々お勉強ができなくても、字がきれいな人は必ず評価されます。

逆に、高学歴であっても字が汚い人は「残念だねぇ」という印象を

持たれるでしょう。

 

まずは字をていねいに書けることが、最初の一歩だと思います。